設立趣意書

設立趣意書

21世紀を迎えて、社会は高度情報化がますます発展・進歩しておりますが、
その反面では物質的な繁栄のなかで人間関係の絆が揺らぎ、さまざまな心身の問題に直面しています。
少子化、高齢化が急速に進む我が国では、病者の看護や障害を持つ人への介護に対する社会的関心が一段と強くなり、
人間関係的な営みである看護・介護への心理学的支援に対する社会的要請もまた高まりつつあります。

日本ヒューマン・ケア心理学会は、「看護、介護、世話などのヒューマン・ケアにかかわる諸現象を心理学的取り組みによって解明し、
人間の健康及び福祉の向上を支援すること」を理念とする心理学の新しい領域を担うために、平成11年に設立されました。

日本ヒューマン・ケア心理学会の主な事業

1.ヒューマン・ケアにかかわる学術研究を行う。
2.ヒューマン・ケアにかかわる実践研修等を企画・実施する。
3.機関誌「ヒューマン・ケア研究」の発行等を通じて、各分野の研究者・教育者・実践家の学術交流、情報交換、連携等を行う。
本学会では以上の事業を通して、社会的要請に応えることを目指しています。

以上の趣旨に賛同され、この新しいヒューマン・ケア領域に関心のある
研究者・教育者・実践家の方々が参集され、日本ヒューマン・ケア心理学会の発展に貢献されることを切望いたします。

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